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12 広報のあり方

 

交通安全母の会の広報活動は母親らしい、創造的なアイディアを生かして行ってください。広報活動は、場当り的なものでなく、年間を通しての広報計画を決め、それに基づいて市町村や警察、関係団体と協力して実施することが好ましいのです。広報計画を作成するときには、?@誰が、?A誰に、?B何を、?C何によって、?D何時行うか、を定める必要があります。また、広報と?C何によって行うか、つまり広報媒体を決めるには一応の知識が必要です。広報媒体には、次のようなものがあります。

(1)パンフレット

(2)チラシ

(3)ポスター

(4)新聞などの定期刊行物

(5)有線放送

(6)広報車

(7)マスコミ媒体(新聞、テレビ、ラジオ)

(8)映画

これらの広報媒体を利用するときには、有線放送、マスコミを除いて資金が必要です。従って、どのような媒体で、どの程度の量と頻度で広報を行うかを計画し、市町村や警察または、関係団体と打ち合わせが必要になります。市町村や警察でもそれぞれが広報計画を作成していますから、これらの広報活動に母の会が協力する形式や、母の会が委嘱を受けて広報を実施することも考えられます。

各種の広報媒体を前提として、前述の5つの項目を説明します。

 

■?@主体(誰が)■

広報主体は言うまでもなく、交通安全母の会です。しかし、母の会が単独で広報を行うかに、市町村や警察または他の民間団体と協同で実施することもありえます。母の会に、広報を充分に行えるだけの資金がない場合もありますので、特に市町村と協力して広報を実施することが大切です。このためには、どのような媒体で、何時、誰にというように、広報計画を市町村と協議して作成することが必要です。

 

■?A対象(誰に)■

広報は、市町村の一般の人々を対象とする場合と、高齢者とか若者といったように、特定の層を対象にする場合とがあり、訴えかけの内容も大きく異なります。一般の人を対象とする場合は、広く浅く、その時々の交通安全のトピッ

 

 

 

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