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安全のあり方について説明するわけです。

(3)職業

若者の交通事故は、一般的には無職の青年が多いとされていますが、地域によって異なりますので、交通事故と職業の関係を調べる必要があります。

(4)時間帯

高齢者の交通事故は夕方に多く、若者のそれは深夜に多いとされていますが、地域差があるので、交通事故発生の時間帯を調べる必要があります。

このような交通事故の分析を通じて、世帯訪問・広報活動・施設訪問などの地域活動をどのように実施していくか、基本方針を定め、計画を作成することができます。

 

4 活動方針の表記の仕方

 

母の会の地域活動の方針・計画は、前述のような交通事故の分析結果に基づいて決定しますが、地域住民一般に対する運動と、特定対象者別の運動を区別して書く方がいいでしょう。そして、特定対象者に対する運動には、活動形態をも併せて書きます。下記は方針の書き方の一例です。

 

〔例〕OO市交通安全母の会 平成〇年度活動基本方針

○○市交通安全母の会は、平成○年度においては、次の方針により活動を展開する。

 

(1)最近の交通事敏の増加傾向に鑑み、下記の対象者層を重点に運動を行う。

ア)高齢者、特にひとり暮らしの高齢者

イ)若者、特に原付二輪車乗用者

ウ)幼児

 

(2)上記の対象者に対して、特に次の活動に重点をおく。

ア)ひとり暮らしの高齢者に対して世帯訪問

イ)原付二輪車運転者について講習会の実施

ウ)幼児については、幼児交通安全クラブ活動

 

(3)一般地域住民の交通安全意織を高揚するため、全国交通安全運動、高齢者交通安全旬間、○○県交通安全の日に次の運動を行う。

ア)パレード

イ)チラシの配布(街頭)

ウ)広報宣伝者の巡回

工)広報活動

 

 

 

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