という観点から述べれば、あらゆる臨床医学の礎となる神経、血管の走行、或いは臓器の形態などを自分自身の目で見、手で触れることで総合的な理解につながったことが大きな収穫となりました。そしてまた一方ではその非科学的な面に於いても、学ばせて頂いた事が非常に多く、まさに御遺体は最良、最上の教師でありました。この実習によって得られた数々の経験を生かしつつ「心をも救える医師」を目指して、日々頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、献体して下さいました方々の無償の善意と、ご家族の皆様の御理解に心より感謝申し上げます。