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○ 各自主防災会の地域内に居住する職員を2名一組で自主防本部に派遣し,市災害対策本部との連絡に当る。このための携帯無線機を自主防本部となる学校等に配置した。

 

(2)同報無線施設の概要

 

?@ 焼津市の防災行政無線(固定系)のシステムは,親局の基本設備を保健センターに設置し,NTT専用回線により遠隔制御操作で市役所及び消防署から操作することができます。

?A 平常時には,市役所より定時通報及び緊急通報を行い,時間外及び日曜日,祝祭日休日の緊急通報については,消防署(通信指令室)で通報することができます。

?B 東海地震等大規模の災害が発生することが予想される場合,又は,発生した場合には,地震災害警戒本部及び災害対策本部が保健センターに設置され,同報無線による通報は,保健センターの同報無線により制御及び操作することができます。

?C 受信局は,屋外子局98局を設置していますが,さらにきめ細かい情報を市民に伝達する必要があるため,市役所の出先機関,自主防災会組織の会長宅及び公共機関等に戸別受信機的局を設置しています。

?D 施設の老朽化のため,平成4年度から3ヶ年で施設の更新とデジタル化を行いました。平成4年度に親局,平成5年度には屋外子局98のうち40局を(※うちアンサーバック25局),平成6年度には残る58局と戸別受信機を更新しました。

※アンサーバックとは……

子局の無線機に送受信機能をもたせ各子局の吹鳴,停電,筐体カバーの開放状態を親局側で監視できるものです。津波,山崖崩れ危険地域内の局に設置されています。

 

同報システムの特徴

第二の特徴として,地震計と連動しているシステムです。

地震計のセンサーを2台(機械式,電気式)市役所の一階に設置し,地震発生時には自動的に同報無線が作動し,あらかじめ設定された地震の強さに応じた三段階(震度4,震度5,震度6以上)の通報をし市民に注意を促します。

 

 

 

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