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「廃棄物&リサイクルシンポジウム」

研究・交流全国集会を終えて

 

財団法人千里リサイクルプラザ

理事長 長 光 達 郎

 

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ごみ、これにまつわる環境・資源等の問題について啓発活動・研究活動を行い、リサイクル活動を促進・支援する事業を実施するため、多くの企業の出捐を得て財団法人千里リサイクルプラザが設立されました。

財団は吹田市資源リサイクルセンターを拠点に事業を展開してまいりましたが、近年、“ごみ減量・リサイクル”を進める自治体の事業やリサイクルプラザの建設が活発になってきています。こうしたなか、日本財団の補助のもと、厚生省はじめ多くの団体のご後援、ご協賛を得て、また、出捐企業はじめ多くの企業からご協賛の財政支援をいただき財団設立5周年事業として「廃棄物&リサイクルシンポジウム」研究・交流全国集会を開催いたしましたところ、北は宮城県古川市、南は沖縄県浦添市まで、全体会には499名、分科会には282名の自治体関係者、事業者、市民、研究者の方々にご参加いただきました。

特に昨年は、ごみの焼却から検出されるダイオキシン、大量生産・大量消費・大量廃棄から生み出された産業廃棄物処分場をめぐる紛争、更には12月に開催された地球温暖化防止京都会議等の諸問題から、人間として生命を全うするための暮らしが、現代文明がもたらす脅威にさらされており、地球環境に強い関心が寄せられてきました。今日の環境悪化は、私たち一人ひとりの日々のライフスタイルから発生しており、その解決のためには、ライフスタイルの変革と、それを進める社会システムの変革が問われています。

集会では、“ごみ減量化”の観点から参加者による活発な意見発表、意見交換がされ、ごみ問題の解決は自治体、事業者、市民、研究者がそれぞれの役割分担を果たしながら、“リサイクル型社会”構築のために協働していくことが再認識されるとともに、関係者が一堂に会して総合的に討議、交流することへの意義も高まったのではないかと思います。

財団では、「市民工房」でのリサイクル体験から“もの”の大切さを学ぶ、また、「市民研究員」制度での研究・調査活動から一人ひとりのライフスタイルの変革の輪を広げる行動をおこす、この二つを両軸として、クリーンな地球環境の中で21世紀を迎える事業を、事業者・市民・研究者と連携のもと一層進めていきたいと存じます。

この集会開催にあたり、日本財団はじめ、ご後援、ご協賛、財政支援をいただきました諸団体に心よりお礼申し上げます。

 

 

 

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