日本財団 図書館


に関し発生したことが同じく注目されるべきである。

 

3.3.4.3 健康に関する事項

 

天然ガス、メタン、エタン、およびプロパンの主要な成分は、毒性があるとは考えられていない。政府産業衛生士全米会議(ACGIH)は、単に、それらのガスが密閉された環境において酸素を置き換えることができるため、それらの健康へのリスクは窒息のみ認識している。職業の安全および健康に関する管理事務所(OSHA)は、プロパンに関し、1,000ppmの時間加重平均(TWA)の人体暴露限界(PEL)を規定している。天然ガスのいくつかの少量成分は、ブタン‐800ppm、ペンタン-600ppm、ヘキサン-50ppmおよびへブタン-400ppmとして、政府産業衛生士全米会議(ACGttH)により許容濃度(TLV)を表示されている.これら全ての許容濃度を考慮した平均的天然ガス合成物のための有効許容濃度(TLV)は、約10,500ppmである。

圧縮天然ガスと異なり、液化天然ガスは、付臭処理を行なうことができない;従って、許容濃度濃度を感知するための人の能力についてはいくらかの懸念がある。このことが、メタン感知器が人が被曝する可能性のある全ての場所に設置されなければならないための理由となる。

 

3.3.4.4 環境に関する事項

 

事故による液化天然ガスの流出に関連した重大な環境に関する危険性はない。

 

3.3.5 プロパン

 

3.3.5.1 概説

 

液化石油ガスとして知られているプロパンは、プロパン、プロピレン、ブタンおよびブテンの混合物から成る。それらが油井天然ガスに存在するため、これらのガスは天然ガス液体と言われる。これらのガスの液化は、それらを室温のもとで800kPa(120psi)より高い圧力で圧縮することによって生じる。ここで扱うプロパンは、95%以上のプロパンを含む自動車燃料のことである。

米国のプロパン供給の約60%は、油井天然ガスの処理(分離)によるものであり、残り40%は、石油精製の副産物である。運輸事業所での使用のためのプロパンは、それが少なくとも95%プロパンと2.5%程度のブタンおよび、より重い炭化水素を含むよう構成されなければならない。この要求を満たすプロパンのためのASTM仕様は、大型エンジン製品に適した特製プロパンと小型の内燃エンジン製品に適した商業用ブロバンのための仕様を含む。

プロバンはガソリンおよびディーゼル燃料に次ぐ、第3の最も広く使用されている燃料として、車両の燃料としての多くの基礎的経験を持っているに約350,000台のプロパン車両が使われていると推測されており、それらのほとんどがガソリン車両からの改造とみられる。歴史的にみて、プロハンは1940年代から70年代にかけて、輸送関連製品としてに広く使われた。最も大きい単一の使用者として、1970年に1,400台のバスを運行し、良好な安全面の記録を残したシカゴ交通局があった。

 

3.3.5.2 安全に関する事項

 

(a)火災の危険性に影響を与える一般的特性

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION