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(2) 機能

?@ 伝送器出力

保安伝送器へのデータを出力する。出力項目は以下のとおり。

a)警報制御出力

b)軌道回路状態

c)模擬踏切制御装置から入力した故障情報

?A 伝送器入力

保安伝送器からデータ入力する。入力項目は以下のとおり。

a)軌道回路状態

b)列車種別情報

c)回復情報

?B 外部出力

警報出力、現示アップ抑止条件、列車在線状態を出力する。

?C 外部入力

列車検知情報、列車種別情報、模擬踏切制御装置からの故障情報を入力する。

?D 警報開始判断(定時間判断)

入力した列車検知情報、列車種別、信号現示情報をもとに警報開始判断を行う。基本的には列車が警報開始点の軌道回路を踏んだ時点(緩放時素がある場合は時素経過時点)で警報開始とするが、信号現示状態、先行列車の位置などにより警報開始時機を遅らせる。

また、現示アップにより警報時分が不足する場合には、不足時分を計算し、その時間の間は現示アップ抑止を外部に出力する。

?E 警報停止判断

入力した列車検知情報をもとに警報停止判断を行う。

具体的には、踏切道を含む軌道回路に列車がいなくなった時点で、警報区間に他の列車が在線していないときに警報停止条件成立となる。

?F 列車進行方向指示器出力編集

列車進行方向指示器に出力するデータの編集を行う。

以下の条件が成立したときに列車進行方向指示器に表示更新の出力を行う。

a)1列車の場合

ア)警報開始時

イ)警報開始後20秒経過時

ウ)踏切道を含む軌道回路進入時

エ)警報停止時

b)2列車の場合

ア)警報開始時

イ)警報開始後20秒経過時

ウ)2本目の列車が警報開始点に進入したとき

エ)1本目の列車が踏切道を通過したとき

オ)2本目の列車が踏切道を含む軌道回路に進入したとき

 

 

 

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