日本財団 図書館


055-1.jpg

 

3. 乗客誘導案内装置の開発と検討

 

3.1 乗客誘導の全体コンセプト

 

平成8年度の研究では、ホームでの乗降客の状況及び到着する列車の車内状況の撮影を行い、映像データを基に乗車客数、降車客数、車内混雑度の抽出を行った。従って今年度の研究テーマである乗客誘導についても、ホーム上で乗客を他の車両や、他の列車へ誘導する事が中心となってくるが、本節ではより効果的な乗客誘導方法を模索するために乗客誘導の範囲を地下鉄駅の入口まで範囲を広げ、固定表示も含めてどのような情報を、どのような位置に提示していけば良いかを検討した。首都圏で鉄道を利用して通勤している複数人の意見を参考にして、混雑度平滑化を目的とした乗客誘導案内装置の考え方を図3.1-1にまとめた。また西葛西駅を例として検討した、乗客誘導案内装置のレイアウトプランを図3.1-2に、設置イメージを図3.1-3-1〜図3.1-3-3にまとめた。さらに乗客誘導案内装置としてプラズマディスプレイを使用する場合の、設置高さ、設置方向、設置角度に関する検討資料を図3.1-4に示す。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION