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次に、乗客流シミュレータを用いて乗客を移動させた場合の乗降時間を求める。ここで、移動する乗客を受け入れる車両は次の順序で決定する。

 

l 同一列車の隣接する車両

2 同一列車の他の車両

3 次列車の同一車両

4 次列車の隣接する車両

5 次列車の他の車両

 

ただし、乗客を受け入れた車両の乗降時間が増加し、停車時分が短縮されない場合は乗客を受け入れないこととする。

 

まず、図2.1.3-1においてもっとも増遅延時分が大きいR8/1(B767SR)を例にとって、乗客流シミュレータを用いて短縮される停車時分を求める過程を表2.1.3-1に示す。この列車では3両日、4両目からそれぞれ5人、7人の乗客を移動させたい。一方、1両目、6両目、9両目は合わせて14人の乗客を受け入れることができるので、上の2項(同一列車の他の車両)に対応する。

 

023-1.gif

 

 

 

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