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○ 平成9年12月9日 英西地区での「こども110番の家」設置活動に、地元地域安全推進員が積極的に参加し、「110番の家」76か所、「110番の車」26台を指定し運用開始した。

○ 平成9年12月10日 高知県立中芸高校において、学生179名を対象に、安芸保健所管内薬物乱馴防止推進協議会と協力して薬物乱用防止教室を開催した。

(活動好事例)

〜関係機関、団体と一体となった薬物乱用防止活動の実施〜

薬物乱用防止活動については、警察、保健所、保健所設置の薬物乱用防止推進協議会を中心として県、市町村等関係機関、団体が強力に取り組んでいるところであるが、その活動はそれぞれ個別的に行われており、連携がとれておらず活動が重複する部分も多い状況であった。

この薬物乱刷防止活動については、地域安全活動と通じるものであり、関係機関団体と連携を取り、一体となった活動を実施してその効果をあげる目的で実施したものである。

実施に当たっては、推進(指導)員、推進専門員、警察官、婦人補導員等が、関係保健所及び薬物乱用防止推進協議会と協議し、役割分担を実施して、中学校4校、高校3校において、薬物乱用防止対策教室を開催した。

関係機関団体並びに各地区の推進(指導)員及び学校の理解と積極的な協力を得て、各学校において強い関心を持って受け止められ、好評を受けるとともに、実施要請があるなどの効果が有った。

また、関係機関団体と強力な協力関係を築くことができ、今後の効果的な活動に生かすことが期待できる状況となっている。

 

5 モデル地区活動の効果

 

モデル地区に指定された当時は、地域安全推進員がどの様な仕事をしたら良いか分からず最初は警察が中心となって活動していたものであるが、地域安全推進員が自ら活動を企画し、実施して行くうちに、指導員が活動の中核となり各種行事等に積極的に参加し活動することとなった。

最近では、各地区のリーダーが中心となり、自主的に活動を計画、実施し、実質的に自主活動の展開が図られ、地域住民への安全意識の浸透が認められるなどの効果が現れている。

 

 

 

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