日本財団 図書館


1 都道府県名

 

三重県

 

2 モデル地区名

 

地域安全活動パイロット松阪地区

 

3 重点となる活動項目

 

地域安全活動

 

4 活動事例

 

“推進指導員らによる自治会を巻き込んだ「犯罪のない安全な地域づくり」の推進”地域安全活動パイロット松阪地区推進協議会長(推進指導員、地域防犯連絡班長)で、松阪市自治連合会長(松阪市防犯委員長)でもある

梅森香月 氏

は、平成8年に同推進協議会長就任後、自治会組織を通じて「地域安全ニュース」を全戸に配布するなど積極的に地域安全活動に取り組んできたが、さらに松阪市自治連合会が組織を挙げ、かつ活発に地域安全活動パイロット事業への支援・協働活動を実施するため、平成9年度松阪市自治連合会活動方針に、新たに「地域安全運動の推進」の項目を掲げ、「犯罪のない安全な地域づくり」を目指すことを定期総会において決定した。

この方針を受けて、役員等が推進員に委嘱されている傘下自治会では、推進員が中心となって自治会独自に、あるいは他のボランティア団体等と連携して、

・事故防止立て看板の設置(松崎浦自治会)

・危険箇所への立て看板の設置(橋西地区連合自治会)

・「少年非行防止会議」の開催(神戸地区連合自治会、すみれ自治会等)

・カーブミラー、道路標識の点検・清掃活動(橋西地区連合自治会)

等を推進したが、こうした地域安全活動への取り組み姿勢が他の自治会にも波及して、

・近鉄櫛田駅周辺の放置自転車の撤去活動(櫛田地区連合自治会)

・「貸し自転車」の設置(櫛田地区連合自治会)

・声かけ事案対策会議(神野自治会、神野子供会)

等が行われた。

また、10月に開催された「地域安全フォーラム」のパネルディスカッションでは、梅森会長自らがパネリストを努めたほか、中村豊賃副会長が地域安全宣言を朗読し、参加者は目標人員を大きく上回って立ち見の参加者が出るなど、当地区住民の地域安全活動への関心の高さを示した。

 

5 モデル地区活動の効果

 

自治会を中心とした地域安全活動が各種広報媒体を通じて広報されるにしたがい、地域住民の地域安全への関心が高まり、また他の防犯関係団体にも波及して、支部長が地域安全活動パイロット松阪地区推進協議会監事の三重県自転車軽自動車商業組合松阪支部による

・松阪駅周辺における放置自転車の追放キャンペーン及び自転車の安全点検

・「明和町における女子高校生行方不明事件」発生に伴う捜査協力ポスターの自主作成と関係組合への配布を県組合に働き掛け

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION