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1 都道府県名

 

富山県

 

2 モデル地区名

 

中新川地区地域安全活動促進モデル地区

 

3 重点となる活動項目

 

(1)・地域安全ニュースの定期発行と必要に応じて随時号外の発行

事件、事故の発生状況及び防犯情報並びに管内の防犯活動状況等、(15,500部)全戸配布

・Fネットシステムにより、各部門別登録、金融機関;各小中学校;遊戯場、コンビニエンスストア;役所;など、4部門に必要に応じて、各校関別に随時情報伝達

(2)青少年健全育成活動の推進

・夏休み中、三世代ふれあい交流スポーツ大会を各地区で開催し、児童、母親クラブ、祖父母によるふれあい交流活動を実施(ソフトボール・ティボール・ゲートボール)

・少年方巳罪予防公開ケース研修会及び青少年をとりまく社会問題の研修会開催

・管内全校に亘り、小中学生を対象とした防犯ポスター、防犯標語の募集(出品計、403点)・審査(防犯協会各支部長、警察、防犯協会)・少年健全育成連絡協議会の設立会合にて、表彰式

・各広報隊及び防犯連絡所責任者による、街頭、店舗等で青少年育成活動実施

(3)「地域安全ふれあいの日を地域ぐるみの防犯活動日として、毎月20日、シルバー防犯広報隊・防犯連絡所責任者等による、防犯診断、防犯パトロール及びモデル地区推進員の交代出動による「困りごと相談日」を実施し、地域住民との意志疎通を図る。

 

4 活動事例

 

中新川地区老人クラブで防犯広報隊を結成

○ 平成6年4月、中新川地区のボランティアグループの人達が中心になり、“豊かな知識と経験を地域安全に活かそう”と防犯広報隊の結成を地区老人クラブに呼びかけた。

○ 平成9年4月、地区が『地域安全モデル地区』に指定されたのを機会に、さらに、中新川地区管内(2町1村)のボランティアグループにも働きかけ、「海や山に近く、自然環境に恵まれている」、「シルバーパワーの結束を強め、地域安全に活かそう」と、日頃、ボランティア活動の熱心な人達を集め、『シルバー防犯広報隊』を結成した。

○ 毎月20日(地域安全ふれあいの日)は、警察官や防犯ボランティアの人達が互いに提携し、防犯教室の開催や、乗り物盗の防止(自転車の鍵かけ)など街頭防犯診断及び防犯パトロール等を行い、地区住民の人達から喜ばれている。

○ 最近では、『シルバー防犯広報隊』に続き、「婦人広報隊」や「婦人演劇広報隊」等も結成され、地区ぐるみの“犯罪のない明るい街づくり”を展開している。

 

5 モデル地区活動の効果

 

・各広報隊が特定地区にて発足し、活動を実施していたのが、モデル指定により、管内全域に亘り結成され、シルバー防犯広報隊等は、年間事業計画に繰り入れられて完全に定着し、自主計画のもとで実施されるようになった。管内、全小、中学校の防犯ポスター及び防犯標語が今後、毎年実施されることになり児童の防犯意識高揚に及ぼす効果が大である。

・防犯少年スポーツ大会が行政の支援により、二町一村で種目が定められ、自主計画のもとで毎年実施されることになった。

また、各支部活動においても、三世代防犯ふれあい交流事業が活発化し、管内の50%が実施。

・防犯活動が日増しに活性化し、各支部における自主防犯活動及び防犯教室、講師依頼要望が数多くなってきているなど「犯罪のない明るい街づくり」に町ぐるみで自主的に防犯活動が展開されるようになった。

 

 

 

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