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(3)各種事件事故防止を目的とした関係機関の連携の強化

・水難事故防止のため、立看板を45枚製作。防犯連絡所員や、駐在所連絡協議会員、警察官と共に、河川の危険箇所をパトロールし、立看板を設置した。

・全国で子どもを狙った犯罪が多発したことから、避難所の設置を求める声が高まり、「子ども110番の家」の看板を2,500枚製作。青少年健全育成連絡協議会、学校・PTA、駐在所の協力を得て、管内すべての地区に設置した。

・管内の小・中学校から防犯ポスターを募集し、優秀作品を表彰するとともに、大型店舗防犯協力会の協力を得て、真岡市内の大型デパートのイベントホールで、展示会を開いた。また、ポスター展を観に来た親子連れに対し、栃木県警マスコットのルリちゃんの着ぐるみ人形による「誘拐防止キャンペーン」を実施、4つの約束に基づいた、クイズスタンプラリーや防犯マスコットのCPくんのぬりえ等を行い、参加した子供全員に防犯マスコット缶バッチをプレゼントした。更に、保護者にもチラシを配布し、誘拐防止対策を呼び掛けた。

・痴呆性老人の徘徊による行方不明が多発したため、鉄道、バス、タクシー等の交通機関関係や、郵便局、運送業者、警備会社、そして病院、老人ホーム等に幅広く協力を求め、FAXによるネットワークを発足した。

 

5 モデル地区活動の効果

 

少年の非行防止をあらゆる場面で呼び掛けたところ、各中・高校より薬物乱用防止講話・教室の依頼が激増し、小学校からも要請が寄せられるようになった。

「子ども110番の家」の設置に伴い、その存在を周知させるために、地域安全ニュース臨時増刊号を発行した結果、広く一般に知れ渡り、「地域ぐるみで子供を守ろう」という子供の安全に対しての関心が高まった。また、老人SOSネットワークについても同様である。

 

 

 

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