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1 都道府県名

 

栃木県

 

2 モデル地区名

 

真岡地区地域安全活動促進モデル地区

 

3 重点となる活動項目

 

(1)青少年の健全育成活動

少年の非行防止・薬物乱用防止

(2)広報啓発活動

地域安全ニュースによる情報提供

地域の実状にあわせた看板制作

(3)各種事件事故防止を目的とした関係機関の連携の強化

子供110番の家設置

老人SOSネットワークの発足

 

4 活動事例

 

(1)青少年の健全育成活動

・少年非行の増加が懸念される地区において、防犯指導員・防犯連絡所員・自治会長・PTA役員・教師等が参加して、町の町民会館において「少年の非行防止」と題した大規模な防犯座談会を開催した。薬物乱用防止等についてのビデオを上映した後、地元の駐在所の警察官を中心に、少年の溜り場等についての座談会が行われた。

・管内の中・高校の補導担当者を集めて「補導担当者薬物乱用防止対策会議」を開催し、薬物担当捜査官の講話や、質疑応答等を行った。捜査官の生の声に、生徒指導の担当者は日頃から疑問に思っていることを次々に質問し、活発な意見交換の場となった。

・真岡警察署の道場に通う少年剣士とその保護者を中心とした、地域安全キャンペーンを行った。大型店防犯協力会の協力を得て、買物客で賑わう場所において、剣道着姿の剣士が、チラシやテイッシュを配布し、防犯意識高揚を呼び掛けた。

・廃材などを利用し、薬物乱用防止のプラカードを製作、このプラカードを各学校で生徒が主体となった薬物乱用防止キャンペーンに貸出しをしたり、地域安全運動の周知日の街頭広報等に使用している。

(2)広報啓発活動

・年4回、地域安全ニュースを発行し、身近な犯罪に対する防止対策や、防犯協会の

活動紹介、悪質商法に対しての注意の呼び掛け等の記事を掲載している。地域安全ニュースは、約35,000部を発行。市役所や町役場から、防犯指導員でもある区長などを通し、全戸配布を行っている。

また、点訳サークルや朗読サークル等のボランティアの協力を得て、生活弱者に対しての、提供も行っている。

・地区の小・中学校から、防犯交通標語を募集、優秀作品を表彰するとともに、防犯

指導員・防犯連絡所員・駐在所連絡協議会員が、その標語を記した立看板を製作し、交差点や通学路などに設置した。

 

 

 

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