日本財団 図書館


(2) 高齢者の特徴

高齢者の過半数は女性で、1997年には54%となっている。この割合は、これから30年間、同じ水準のままとなることが予測される(表4)。また、女性の方が男性よりも、割合として、ヤング・オールドよりもオールド・オールドのグループに入っている。1997年には、男性の高齢者の10.8%に比べて、女性の高齢者の約15.4%がオールド・オールドだった。女性の方が男性よりも寿命が長いので、これらの結果は予測されたものである。オールド・オールドの男性および女性の割合は将来少し増加して、2030年にはそれぞれ11.5%と15.4%になる。

 

097-1.gif

 

高齢者の民族的な構成は、主として、過去の出生および移民の傾向により決定される。1997年の高齢者人口の中で、中国系は79.8%で、マレー系とインド系はそれぞれ11.1%と7.7%である(表5)。将来の民族的な割合は、比較的安定していると予想され、2030年には高齢者の人口の80.3%が中国系となる。マレー系とインド系はそれぞれ11.3%と7.1%となる。

 

097-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION