3月19日(水)晴れ
○本日のスケジュール・内容
9:00 Manila Health Department
・マニラ市内のDistrictの説明(6つのDistrictがありその下にBarangay,Purok,Unitがある。)
・施設の説明(Health center,Lying-in-clinicなど)
・事業の説明(母子保健維持、予防接種、家族計画などに力を入れている)
10:30 Lanuza Commanity Reference Infarmacy
・毎日50〜60人が診療に来る地域に根ざした診療所
・個人ではなく家族単位で健康記録を管理している
・母乳養育を強調していた
13:30 University of Philippines College of Medicine
・l時間半くらい学長と4人の学生と医学部の制度や医学生の状況についてお互いに質問しあい、その後4〜5人のグループに別れて病院内を案内してもらう。
○感想
今日は朝から晩までスケジュールのびっしりつまった1日だった。午後からUPを訪問したが、日本と違って入るのも難しいし、人ってからも大変ということがわかった。でも学生さんは生き生きと明るく、とても素敵であった。病院の中も案内してもらったが大きな1つの部屋にたくさんの患者さんがいてそれも重症な患者さんが多かった。どう考えても清潔とは言い難い部屋だった。1日3000人くらいの外来患者が来るらしく2〜4時間待つて実際医者による診察は5分くらいだと言っていて、日本とあまり変わらないなぁと思った。同世代で同じ目的を持つ違う文化で生きている人から話が聞けてとても良かった。
夜はWPRO,DOH,JICA,Embassyを招いてのレセプションがあった。あねごの司会のもと、順調に会は進み各テーブルで話も盛り上がったようだった。最後に私たちで”すきやき”と”乾杯”を合唱したとき、この2曲は私の心の中ですごく大切な曲になるなぁと思った。
(澤田 類)
・マニラの行政保健構造は都会なだけあって独特のものを感じた。成長してきたとは言えまだまだ問題は山積みだと思う。
・CRI(Lanuza community Reference Infermary)では典型的な地域ヘルスケアの現場を見せていただいた。自分が果たして働けるのか思わず居場所を探してしまった。
・UP学生との交流が今日は思い出に残った。同じ立場の学生同上のdiscussionは話は弾み、いろいろ学ぶことができた。特に「我々もアジア人だから―あまり教授には質問しにくい」という発言は非常に興味深い。もう少し時間があれば医学を志した理由をもっと語り合いたかった。今日にとどまらずこれからもずっと学生達との交流を続けていきたい。