日本財団 図書館


第6章 城北地域におけるレクリエーション施策の展開

 

1.施策展開の目標

 

前章で示した本地域におけるレクリエーション後のレクリエーション振興の可能性及び課題を踏まえ、今後のレクリエーション施策展開の目標を次のように設定する。

 

-美しい風景の中で、四季を通じて感動を伴う体験ができるレクリエーション地域づくり-

 

□ 目標のイメージ

 

本地域には、穏やかで静かな緑の山々があり、安定した気候の中で田畑が広がり、みずみずしく育った多くの種類の果樹がある。那珂川の流れは、近郊から訪れる人々のカヌーや魚釣り、河原での野遊びで賑わっている。

レクリエーション活動の展開は、このような美しい農山村的風景を踏まえながら進められる必要がある。この「美しさ」は、本地域の自然環境の美しさのみならず、しっかりとした農業生産活動に裏打ちされた生活や文化によってもたらされる美しい田園風景、健康な心をもつ人々の美しさ、人のコミュニケーションによって育まれる美しさなどのイメージとして本地域に共通するキーワードであるといえる。

また、近年のレクリエーションニーズとして高まってきている生きがい型、本格体験型活動の受け皿として、大都市近郊の立地条件や創作活動に適した静かで落ち着きのある環境と、地域に根ざしはじめている一定の技術をもった人材などを活用しながら、豊かに実り、伝統の技が活き、感動を伴う体験ができるレクリエーション地域づくりを進めることを重視する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION