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・ 広域共同イベントの開催

(ウ) 地域ネットワークによる産業の活性化

・ 観光の広域連携による魅力づくり

・ 「カントリーライン」を中心とした農業の連携方策

(エ) 住民ニーズへの多面的対応と効率化

・ 特色ある施設などのネットワーク化による選択の拡大

・ 共同事業による財政負担軽減

 

2 総合整備のゾーン別方向

榛名山麓の総合整備に向け、各ゾーンの特性と現状を踏まえた方向づけを次のように設定し、山麓全体としての一体性を保持しつつ、魅力ある地域づくりを推進していく。

 

(1) 山頂ゾーン

国有林、保安林、県立自然公園の指定が地域の大部分を占めており、シンボル的な景観を有する場所となっている。これら林地などの保全と共に活動環境の整備と関連する滞在サービス機能の充実を図っていく。

 

(2) 森林ゾーン

標高500m以上の山麓部は大部分が国有林や保安林の指定を受けて林地となっており、林道の整備やハイキングルートの整備がなされている。このゾーンは基本的に自然環境を保全すべきゾーンとして位置付け、緑の景観を基調として一部限定的な活動空間の整備を行っていく。

 

(3) 山腹ゾーン

比較的傾斜のなだらかな山腹は東麓に多く広がっており、そこに林地や農地を中心に、一部、伊香保のような観光地や集落が分布している。いわゆるすそ野のゾーンとして東南麓では広域農道を中心に、保全と開発が拮抗する地域であり、計画的な土地利用に基づく整備を推進していく。

 

(4) 市街地ゾーン

平地部に形成されている市街地は山麓への玄関口であるとともに、定住の拠点となっており、都市的土地利用の整備を進めるとともに周辺部との調和に配慮していく。

 

(5) 各セクター別ゾーンの整備イメージ

東麓ゾーン/都市的機能を生かした滞在型交流ゾーン

南麓ゾーン/農業集落や自然条件を生かした半定住型交流ゾーン

西麓ゾーン/森林環境を生かした週末交流ゾーン

北麓ゾーン/広域ネットワークを生かした立寄り型交流ゾーン

 

 

 

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