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3.外国人
 
1)外国人登録者数(表1・2とも(財)入管協会発行:平成8年版 在留外国人統計、平成8年)
○日本に在留する外国人は、原則として入国後90日以内(出生した場合は60日以内)に市区町村に登録されているが、平成7年末現在における外国人登録者数は、136万2,371人で、日本の総人口1億2,556万8,504人(総務庁統計局の「平成7年国勢調査」による)の1.08%に当たり、過去最高を更新している。

 

○ 外国人登録者数を国籍(出身地)別にみると、韓国・朝鮮が66万6,376人で全体の48.9%を占め、以下、中国の22万2,991人(構成比16.4%)、ブラジルの17万6,440人(同13.0%)、フィリピンの7万4,297人(同5.5%)、米国の4万3,198人(同3.2%)、ペルーの3万6,269人(同2.7%)と続いている。
○ 国籍(出身地)別に過去10年間の推移を見ると、韓国・朝鮮は、ほぼ横ばいであるが、中国、ブラジル、フィリピン、ペルーが大幅に増加しており、特にブラジルは82倍、ペルーは65倍以上に増加している。

 

○外国人登録者数を都道府県別にみると、東京都が24万6,953人(全体の18.1%)と最も多く、次いで大阪府、愛知県、神奈川県、兵庫県、埼玉県、京都府、千葉県、静岡県、福岡県の順である。これら10都府県合計の登録者数は101万3,870人となり、全体の74.4%を占めている。
関東地方の外国人登録者数は、1都6県で53万2,782人である。

 

○外国人登録者数は在留資格別にみると、永住者(46.0%)と非永住者(54%)に分けて捉えられている。
非永住者の内訳としては、日本人の配偶者等が17.9%、定住者が11.1%、留学が4.5%、家族滞在が4.2%、就学が2.5%と続いている。

 

2)来訪外客数(表3・4とも、(社)日本観光協会:数字でみる観光1996、平成8年)
○平成7年における来訪外客数は、334万5,219人であった。滞在客は324万1,652人で、そのうち観光客は173万1,439人(訪日外国人全体に占める割合51.8%)、業務その他の客が151万213人(同45.1%)であった。また、来訪外客の平均滞在日数は、9.4日(平成7年)である。

 

○地域別・国籍別来訪外客数をみると、州別では、アジアが202万人で全体の60.3%を占め、次いで北米が63万人(全体の18.8%)、ヨーロッパが51万人(同15.2%)、オセアニア11万人(同3.2%)の順になっている。近年の来訪外客数は、アジアが主流になっている。国籍(地域)別では、韓国が87万人(全体の26.1%)、次いで台湾が58万人(同17.3%)、アメリカ54万人(同16.1%)、中国22万人(同6.6%)、イギリス20万人(同6.1%)の順となっている。

 

 

 

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