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(2)バスの乗降時に係る対応

 

バス乗降時に係る主な制約としては、バス停側の路面高と車両の最低地上高およびステップ高とのギャップ、歩車道を区別するガードレール(フェンス)や縁石の開口幅があげられる。
前者は、高齢者・障害者をはじめ妊婦や乳幼児連れにとっても障害となり、後者は車いす使用者にとり開口幅が車いすの全幅以下の場合、乗降を不可能とする要素である。
そのため、バス停側と車道の路面高が同一の場合には、バス停部分の路面を高め、ギャップの低減を図るなどの対応が必要となる。
また、ガードレール(フェンス)等の開口幅については、車いすが容易に通り抜けられ、かつ介護人等も容易に乗降を補助することが可能なスペースを確保するなどの配慮が求められるとともに、車いす利用者の転回等が充分行えるような空間を確保していくことが重要となる。

 

 

 

 

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