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(2)安全かつ“やさしさ”のあるバス停空間の確保

 

◇地域やバス停立地特性、道路構造等の精査・検討を踏まえた方策の展開

 

開発・整備方針やモデルプランに示した“やさしさ”に係る諸方策の展開に際しては、地域やバス停立地に係る特性および道路構造面等の諸条件を十分に精査・検討していくことが肝要である。
さらに、バス停自体で十分な“やさしさ”や利便施設類を設置できない場合には、既設の街灯や公衆電話等の活用、あるいはこうした施設の集約設置等によるバス停空間の高質化に向けた対応も重要となる。
とくに視覚障害者に対しては、バス停周辺の状況把握やアクセス面等の困難性という特性を考慮した安全性の確保が肝要となり、その手段として、視覚障害者用誘導・警告ブロックの設置や音声等による適正な情報提供による支援が不可欠となる。なお、“やさしさ”の付与・向上に際して施設類を整備する場合には、バス利用者や歩行者と車道を通行する自動車双方の死角の抑制等安全性にも十分配慮していくことが重要となる。

 

 

 

 

 

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