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3.人にやさしいバス停開発・整備の推進方策

 

1)バス停開発・整備の推進に係る課題

 

人にやさしいバス停の開発・整備を推進するにあたっての全般的な課題としては、

 

◆滞留するバス利用者と歩行者や自転車利用者との交錯防止
◆安全かつ“やさしさ”のあるバス停空間の確保

 

があげられる。

 

(1)滞留するバス利用者と歩行者や自転車利用者との交錯防止

 

◇バス停に係る現況特性を踏まえた開発・整備必要個所の抽出および方策の立案
◇バス待ちによる滞留および歩行空間の確保・拡充<通行円滑性の確保>

 

公共公益施設や商業施設等の交通発集源に関連するバス停では、バス利用者が歩道に滞留し、歩行者等と錯綜することも予想されることから、通行の円滑性を阻害しないような対応が求められている。
しかし、現状では歩道未整備箇所や歩道幅員狭小・狭隘箇所も多くみられ、全てのバス停に対して通行の円滑性を確保・充足していくことは必ずしもに可能とはいえない状況にある。
そこで、バス停乗降人員や歩行者等の交通量等を精査・検討し、開発・整備を要するバス停を抽出するとともに、バス停背後地の土地利用状況等を考慮した上で、必要に応じ歩道の拡幅や新設等の改善施策を講じることにより、バス待ちによる滞留および歩行に供する空間の確保・拡充を図ることが課題となる。

 

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