日本財団 図書館


(3)バス停基本施設の“やさしさ”に係る課題

 

?@ バス停標識の“やさしさ”に係る課題
バス停標識にはバス利用に際しての様々な情報を表示する必要があるが、情報を表示するスペースには限界があり、多くの情報を表示するとなると、バス停標識に求められる“やさしさ”である「見やすさ・わかりやすさ」は低下する。
前述したバス停標識に求められる“やさしさ”に係る課題については、
●文字の大きさ:表示スペースの拡大 等
●表示の明るさ:照明設備の設置、塗料の工夫 等
●サインの工夫:ピクトグラフ等の統一や活用 等
●デザイン工夫:図化・模式化 等
●音声案内:音響設備の設置、案内内容の選択 等
●ローマ字付記:付記する案内の選択、表示位置 等
●点字表示:表示内容の選択、表示位置 等
等が導かれるが、現況におけるバス停標識および表示面の大きさには制約があることから、これら全ての課題に対応することは困難な状況にあるといえる。
そこで、まず、限られた表示スペースを有効に活用し、利用者の利便に資するため、
◆表示すべき情報の還択を行った上で、課題として導かれた
◆見やすくするための工夫を行うことが重要となる。
さらに、バス停標識の“やさしさ”を実現させるためには、
◆表示面の拡大が必要となり、これに伴い、
◆バス停標識の形状変更も必要となる。
ただし、表示面の拡大やバス停標識の形状変更については、標識の設置に係る道路構造面からの制約や道路法、道路交通法および屋外広告物法等関係法規への対応が不可欠な条件としてあげられる。

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION