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(2)データの伝送システム

データの伝送システムの現状を取りまとめるとともに、問題点の抽出を行った。

1)伝送手段及び伝送データの種類

「船舶から陸上基地」あるいは「陸上基地から船舶」へのデータ伝送システムを保有している機関について、伝送の手段及び伝送データの積類について表2.2.12に取りまとめた。表示しているように、既存の伝送手段はインマルサットBの設備を装備した船舶が多いことが判る。
ここで、伝送手段として掲げたN-STARとインマルサットについて、その内容説明を以下に記す。なお、東京都水産試験場で観測データの伝送システムとして利用されているC&C-VAN98メールサービスについて、その概要を付属資料7に掲げた。

 

 

【N-STAR】

通信衛星(N-STAR)を利用した移動電話サービスで、携帯・自動車電話サービス及び船舶電話サービスとしで提供されることとなっている。そして、衛星船舶電話のサービスエリアは概ね200浬の水域である(図2.2.25)。

 

 

 

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