2.1.1 対象海洋観測機器の概要
海洋観測機器の代表的な機器として、超音波流速計(ADCP)、投下式水温水深計(XBT)及び電気伝導度水温水深計(CTD)・投下式電気伝導度水温水深計(XCTD)をとりあげ、その概要をとりまとめた。
2.1.2 船舶観測データの集積・伝送システムに係る既往技術の収集・整理
本研究において対象とする観測データ群は、気象・海洋観測機器によって取得されるものである。ここでは、これらの海洋データの集積・伝送システムについて、主として文献をとりまとめた。
(1)データの集積システム
航走中あるいは停船観測により取得されたデータの集積方法をとりまとめた。
(2)データの伝送システム
上記データの伝送システムをとりまとめた。
2.1.3 船舶観測データの集積・伝送システムに係る現状把握と問題点の抽出
船舶観測データの集積・伝送システムは船舶で観測されたデータ群に関して集積・伝送システム装置を経由して、陸上局に送る方式となっているもので、ここでは主としてヒアリング調査結果をとりまとめた。
(1)データの集積集積システム
航走中あるいは停船観測により取得された上記データの処理方法の現状をとりまとめるとともに、問題点の抽出を行った。
(2)データの伝送システム
上記データの伝送システムの現状をとりまとめるとともに、問題点の抽出を行った。
2.1.4 船舶観測データの集積・伝送システム開発のための設計条件の検討
2.1.2節の船舶観測データの集積・伝送システムに関する既往技術の現状把握結果を踏まえ、最適システムを構築するための設計条件について検討した。
2.1.5 システムの基本設計及び詳細検討
2.1.3節の結果に基づき、システムの基本設計及び詳細設計を行った。