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-埋火-
火種を保存しておけば、次の焚火に便利です。
一般的に埋火です。携帯用として線香・火縄などです。
埋火は、焚火の後、残った置火をかまどの中心に集め、燃やし残った薪の中で太いもの(堅い木が良い)をその中に燃えた部分を埋め、それを周辺の熱い灰で覆っておきます。
これでだいたい10時間前後火を保つことができます。
ただし、灰の量、埋めた置火と薪の質、太さに関係し、一律ではないが、火床に水分を含む地面では、相当大きな焚火をした後でなければ火を保つことはできません。
火種が残っていることは、それを包んでいる灰が火に近い温度であるということですから、新しい冷たいかまどより燃し付けの効率が良いことになります。
線香
蚊取り線香で承知の通りです
火縄
材料には種々利用できるものがありますが、身近な材料は綿布です。
化繊や糊付けした綿布は使用できません。
藁縄をよじる(なう)と同様に、綿布の縄を作ればよい。
よじりは強いほど長時間火を保たせることができ、太さは鉛筆程度以上であれば十分利用できます。

 

 

 

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