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III.当村の地理的状況

普代村は人口が約3千8百人で三陸沿岸北部に位置し、久慈医療圏の一部を構成している(図1)。久慈医療圏は久慈市、種市町、大野村、山形村、野田村、浄代村、の1市1町4村よりなり、医療圏の人口医は約7万2人で南北に55km、東西に40kmの範囲である。圏内で二次救急対応のできる総合病院は久慈市の県立久慈病院(350床)のみで、久慈医療圏の中心的役割を担っている。
村内の医療機関は当院のみのため地域住民は当院のほか、ほとんどは県立久慈病院を受診する。したがって、患者の紹介はほとんどが県立久慈病院になる。またその他、道程で南へ60km離れた宮古市、北へ80km離れた青森県八戸市の医療機関を受診する住民も少なくない。それらの地域とは国道45号線、JR八戸線や三陸鉄道により結ばれており、遠距離ではあるが、冬も積雪はそれほど多くなく交通機関がマヒすることもほとんどないのでたとえ自家用車が無なくともアクセスは可能である。

IV.結果

A.年度別の診療数と紹介数の推移

上記期間の年度別診療数と紹介数は表1の様になる。診療数の最低は平成6年の7610人、最高は平成3年の10381人、年間の平均は8704.3人であった。紹介数の最低は平成5年の56人、最高は平成2年の131人であった。それらの推移をグラフ化したのが図2で、診療数の推移と紹介数はほぼ同じような傾向を示す。

B.月別診療数と紹介数

次に、7年間の診療数と紹介数を月別に集計した。
その結果は表2でこれを見ると診療数は最低が4月の4453人、最高が10月の5876人となり、紹介数は最低が2月の36人、最高が5月、10月の74人で、これをグラフ化したものが図3である。これを見ると診療数は年間を通して変動が小さいのに比べ紹介数は月により変動が見られる。傾向として冬場より夏場のほうが紹介数が多くなっている。

 

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