日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

体制移行諸国における地方制度に関する調査研究報告書

 事業名 地方自治に関する調査研究
 団体名 地方自治研究機構 注目度注目度5


018-1.gif

 

 

第1のパラメーターは、いわゆる大陸型かアングロサクソン型かという問題にかかわっている。大陸型の制度においては、国家機構と自治体とはいわば水平的に分割される。その結果、国家は統治の基層において自らの機能を遂行するためには、国家機能を自治体に大胆に分与するしかない(包括授権主義)(5)。そのかわり、国家は自治体の活動を司法的・立法的方法によってのみならず、行政的方法によっても監督しようとする。アングロサクソン型の制度においてほ国家機構と自治体とはいわば垂直的に分割される。ここにおいては、国家は基層の小さな行政単位にいたるまで自らの出先機関を開設し、それによって国家機能を実現しようとする。いきおい、自治体の機能は比較的狭いものとなる(制限列挙主義)。そのかわり、国家が自治体を監督する方法は、立法的・司法的な方法に限定される。要約すれば、大陸型の国においては国家は自治体に幅広く授権し、そのかわり事細かに統制する。アングロサクソン型の国においては、国家からの授権があまりなされないかわりに統制も緩やかである。

こんにちの行政学においては、アングロサクソン型を理想化し、地方自治の手本とみなす見解は廃れている。アングロサクソン型の自治体が日常的な業務に自己限定せざるをえない一方で、大陸型の自治体は、長期的・多面的な地域発展政策を展開しうることが明らかとなっている。

第2のパラメーターは、カウンシル制(執行機関を住民代表機関が選出)か、それともいわゆる「強い首長」制(首長を住民が直接選挙)かという選択にかかわっている。前者の場合、立法権と執行権とは統合され、後者の場合、立法権と執行権とは分立する。さて、上述の2つの基準に伐れば、過去140年制こおけるロシアの地方制度は、図表4

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
881位
(31,548成果物中)

成果物アクセス数
11,057

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年11月9日

関連する他の成果物

1.外海小型離島における地域資源の活用による産業立地の可能性と雇用機会の拡大に関する調査研究報告書
2.交通要衝地域における産業誘致等による地域発展策に関する調査研究報告書
3.北関東観光・文化ゾーンにおける拠点開発・整備に関する調査研究報告書
4.都市機能の集積等による地方中核都市の均衡ある発展に関する調査研究報告書
5.行政区域をこえた連携による地域振興策と新たな交流圏の設定に関する調査研究報告書(駿河路・甲斐路広域交流可能性調査)
6.地域資源や自然環境の活用による農山村地域の振興に関する調査研究報告書
7.内海離島の特性を踏まえた住環境の総合的整備に関する調査研究報告書
8.大規模プロジェクトの波及効果を活用した地域振興策の具体化に関する調査研究報告書
9.新しい時代における行財政運営システムに関する調査研究報告書
10.首都機能移転と行財政のあり方に関する調査研究報告書
11.「地方自治に関する調査研究」の報告書
12.防災用資器材等の整備事業
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から