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意識調査結果では、日用品の買い物について31.5%が不便と回答し、高校生では買い物の場所を本町や大崎町などの島内でおこなっていると回答した割合が20%台に留まり、多数が竹原市あるいは広島市としている。

白水港周辺の土地利用に関する意向調査では、13.6%の住民が商業・娯楽施設の誘導を希望し、特に、60歳以上と40歳代の割合が高くなっている。

このほか、文化会館、交流センターなどの施設要望も高く、住民が集まれるにぎわいのある地区形成が期待されている。(図表99参照)

イ 基本方針

○住民が愛着と誇りをもてる定住環境の形成と都市住民との交流を拡大するため、島の風土、風景と調和する個性的で魅力ある景観や環境の誘導を図る。

○地域住民のスポーツ・レクリエーシュン需要や観光・レクリエーション機能の強化を図るため、自然環境を生かした広場・公園の整傭を積極的に進めるほか、人々の交流、都市的サービスを進めるため、商業機能などを含むの中心地区の育成に努める。

ウ 主要事業

(ア)地域資源を活用したレクリエーション施設の整備

a.広場・公園の整備

住民要望の高い公園・広場に対して、白水港周辺開発地区の中に催し物広場、散策プロムナードなどを導入する。

また、集落内の未利用地について、地権者の合意のもとに広場の設置を検討するほか、住民のスポーツ活動の中心となる中央スポーツ広場の設置を検討する。

b.レクリエーション施設の整備

本町の自然環境を生かし、小原川沿いの環境整備事業の早期完成を目指す。小原地区の山林を活用し、グリーンサンクチュアリ、バードサンクチュアリなどの公園を設置する。また、海岸線の護岸公園については、極力、親水性に配慮した護岸工事を推進するほか、本島における海水浴場や海洋性のレクリエーション施設の整備を検討する。

(イ)魅力的な景観・環境形成

a.海から望む島の景観づくり

島に居住する誰もが島を誇れる、魅力と感ずる島の景観を積極的に誘導する。

このため、特に、海上から望む魅力的な島の景観形成を誘導するため、大

 

 

 

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