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4 地域社会の状況

 総人口の減少に加えて、急激な人口減少と高齢化が進展している地区もみられ、集落を単位とした自治機能の低下によって、今後、崩壊が懸念される集落も想定される。

 こうした地域社会の中で、住民相互の助け合いや集落の維持・形成での住民の役割、住民が望む将来の地域社会のあり方などについて、平成8年10月に実施した「住民生活と町づくりに関する意識調査(平成8年10月実施)」

*本調査の概要は、次のとおり。
 ?対象者東野町に在住する20歳以上の男女500人(無作為抽出)
 ?配布回収方法郵送配布留置、訪問回収による
 ?回収票数及び回収率352票(回収率70.4%)


(1)定住意向とその理由

ア 住民の定住意識 住民の定住意向は、永住すると回答した人は59.9%と半数以上を占めるが、昭和60年における同様な調査と比較すると、6.9ポイントの低下となっている。

 年齢別では、20歳代において永住すると回答した人が20.0%、今すぐに他に移転したいと回答した人が16.0%、将来移転したいが32.0%であり、若い人の定住意識が低い。また、40歳代における永住希望者も半数を割り45.1%、将来移りたいとした人が21.6%と、30歳代の人に比べて定住意向が低い。50歳代以上になると定住意向が7割近くになり、年齢が高くなるにつれ定住意向が増している。

 地区別の永住希望者は、全世帯が社宅である契島の11.1%を除けば、矢弓及

 

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