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   ○ 宿泊施設は、本地域全体で45軒、2,459名の収容力を有し、えびの市に集積しているが、種別で見ると、旅館・ホテル(39軒、収容力2,176名)が主体で、国民宿舎(2軒、175名)、民宿(4軒、80名)といった比較的低廉な施設は少なく、また、若者向けのペンションにも乏しい。

 ○ 郷土料理店は小林市に多く、「にじます料理」、「いのしし鍋」、「岩流鍋」などに代表される。

 ○ 観光交通機関としては、「京町屋形船」や「御池周遊遊覧船」があり、水辺の景勝を楽しめるシステムは有するが、高原の避暑地の雰囲気を満喫したり、平地部の小さな観光資源を巡る手段となるレンタサイクルは導入されていない。

 ○ 情報案内施設では、市町村別には取り組みが見られるが、地域全体の情報案内施設及び統一的なサインシステムの整備にはほとんど取り組まれておらず、“宮崎県の西の玄関口”にふさわしく、県内観光情報ネットワーク構築や熊本県、鹿児島県との連携を図りながら整備を進める必要がある。また、地域の国際化の進展に伴い近隣アジア諸国の来訪が多い宮崎県の実績に即して、外国人観光客向けの情報提供にも眼を向ける必要がある。

 

 

 

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