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よる玄海諸島の素材を中心的に使った「万葉草木染」の展開。

b 水産加工品の開発

 アジの生ずり身、回すり身揚げ、開き、みりん干しなど。アジのすり身揚げは家庭の味。イベントなどで漁協婦人部の実績あり。生ずり身の土産品事例としては、伊豆諸島式根島の「すり身パック」。

c 石割豆腐の商品化

 冠婚葬祭、イベントには漁協婦人部がつくっている実績あり。「石割」のいわれは、土産にもらった人が豆腐を落としたら下の石が割れた、という言い伝えによる。潮豆腐ともいい、海水からとった天然苦汁を使う木綿漉しの国づくり豆腐。


(イ)観光・交流振興

a 港にお休み処の整備

 観光案内、神集島・万葉ミュージアム、土産品・軽飲食コーナー、観光ボランティアカイドコーナー、レンタバイクなどを整備し、神集島観光の基地化を図る。桟橋の船の待合所をいかしてお休み処を整備し、近接する自治会購買部(店)に管理運営を委託する。観光案内所を兼ねて可能な範囲で土産品、特産物などを販売する◎特産物、郷土色豊かな軽飲食物(例えば、石割豆腐、味のすり身揚げなど)は漁協婦人部の協力で商品化する(ヒアリングより協力の可能性は大)。観光対象として祇園祭りの山車倉を開放し、遊歩コースに組み入れることも一案として検討。

b 漁業との連携

 底引き網、定置網の体験利用。

c 古代海人遺跡の公園化と発掘の促進

 唐津市教育委員会との連携。

d 野外レクリエーション施設の整備

 海水浴場のシャワー施設などの機能強化・充実。キャンプ場、ふれあい農園の整備。

e 民宿の特色アピール

 活魚民宿、万葉民宿、水中考古学・ダイビング民宿など。

f 玄海歴史文化・交流センターの整備

 神々の集う島のイメージを学術文化研修・コンベンションにいかす。古代からの海域交流、歴史文化研修、万葉研修、神集いの縁をいかし、出雲、神津島などの交流を促進する。大阪大学名誉教授の犬養孝氏とのつながりあり。


 

 

 

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