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【マニュアルづくり10箇条】
?@ 何の仕事をどのように処理するのか徹底的に考えよう
?A マニュアルに規定することが問題の解決になるのかどうか十分検討しよう
?B 現状をロール・プレイで演じて問題点を確認しよう
?C 仲間と一緒に現状の問題点を考えつく限り出し合って整理しよう
?D マニュアルは手順・内容・ポイントの項目で整理すると作りやすく手引きとして便利である
?E ポイントとは勘所である。重要な留意点や間違ってしまった場合の対処法を20字以内でまとめよう
?F マニュアルが完成したら一度実地に試行してみよう
?G 誤解を招く表現や不要な言葉がないかもう一度チェックしよう
?H その仕事を全く知らない人にマニュアルを見せて規定どおりに処理してもらおう
?I ?Hがうまくいったらお見事!つまづいたらやり直そう
〔資料出所:伊丹市総務部人事管理室「伊丹市職員接遇マニュアル」(平成8年9月)〕

 

(2)職場研修マニュアルのモデル

 

以下では、職場研修マニュアルの基本的な構成や内容等について、アンケート調査に伴って各地方公共団体から収集した既存マニュアルの実例を紹介しながら、職場研修マニュアルの基本型を提示することとする。
なお、マニュアルの手順どおりにやればすべてうまくやれるというのが、マニュアルのマニュアルたるゆえんではあるが、現実にはすべてのケースを想定したマニュアルを作成することはできないため、本稿では、地方公共団体において職場研修のマニュアルの作成を検討する際の参考資料を提供することを目的として、次のとおりその基本型を提示するにとどめることとする。
したがって、このモデルは文字通り骨格を示したものであり、利用に際しては必要に応じて本文及び後掲の資料編の該当箇所を参照されたい。また、「職場研修を通じた実践的な政策形成能力の育成」以外の部分に関しては、当自治研修協会が昭和63年3月にまとめた「職場における人材育成に関する調査研究」に職場研修のマニュアル例が収録されているのでこれらも併せて参考にされたい。

 

 

 

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