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職場研修の目的に関する問3−1の回答をみると、「職場で必要とされる仕事の手法、手順を修得させ、仕事の遂行能力を高めること」、「組織・職場の活性化」及び「仕事の効率化」が職場研修の主な目的と考えられているものとみられる。

 

2)職場研修の実施状況
1)でみたような認識のもとで各地方公共団体が実施している職場研修の全般的な状況を概観するため、主な質問項目についてアンケート調査結果を再度整理すると、次表のようになる。なお、この表では全体的な傾向を分析するため、各項目とも標記のように回答した団体数が調査に回答した全団体数に占める割合を示している。

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(注)一般の市には特別区を含む。

 

これをみると、管理監督者研修に職場研修に関する科目を導入している団体は過半数を超えているが、職場研修実施計画の策定状況、職場研修指導者の選定状況、及び職場研修マニュアル等の作成・配布の状況はいずれも比較的低い水準である。
したがって、管理監督者の意識啓発にはある程度取り組まれているものの十分とはいえない状況であり、さらに計画的な職場研修の実施とその体制づくり、ノウハウの普及啓発については取り組みが極めて不十分であるといえよう。

 

 

 

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