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 4-6 予算

 収入は政府予算割当て及び陸運公社の事業収入から成っている。貨客輸送実績は低迷しているものの収入は順調な伸びを示している
 売上利益は全て国庫に返納となる等、独自に予算を策定する権限は陸運公社にはなく、事業の合理化・近代化を図ることが困難な現状である。

 

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 4-7 保有車輌

 本年70台(DONG FENG)の新規車輌を導入したにもかかわらず、保有車輌の922台中、稼動しているのは46%、423台に過ぎず、残り約500台は稼動していない。
 陸運公社はこの500台の内、200台については十分な修理部品、及びメンテナンス機材があれば運行可能としている。また、残りの200台は修理部品調達用、残り100台は廃車扱い(スクラップ)として政府に申請中としている。
 これら車輌の車齢をみると10年以下が682台、11年以上が235台、このうち20年以上の車輌が59台となっているが、DONG FENGを除く他の車輌は中古車で導入されたものであり、実際の車齢は更に5年〜10年、加えた数字となる。ちなみに下表−14のDAEW00,RENAULT,LEYLANDは1978〜1988間に中古車で調達された。日本では、大半の車輌がスクラップとして扱われる車齢である。

 

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