ミャンマー国における交通・運輸は国営、共同組合及び民間部門からなっている。民間の交通・運輸部門は現在約80%のシェアをもっており国営企業は約13.4%のシェアにすぎない。地域間貨物輸送量の67%は道路がしめており鉄道が12%、河川が16%である。地域間旅客輸送に関しては、道路が50%、鉄道が44%を占めている。現在、貨物・旅客共に増加傾向にあるが、鉄道・河川の伸びは小さく、道路による輸送が大幅に増加する傾向にある。各部門ごとの交通施設としては以下のとうりである。
1)道路 : 30,661km
2)鉄道 : 3,563km
3)水路 : 6,600km
4)港 : 9箇所
5)空港 : 国際線7箇所、国内線55箇所
ミャンマー全国の自動車登録台数は全車で29万1千台(1995年末)であり、その57%がヤンゴンで登録されている。ヤンゴン市での保有台数の対前年増加率は14.7%で、その他の地域の5.3%よりかなり高い。1995年末のヤンゴン市での登録台数は16万7千台であり、そのうち、61%が乗用車である。対前年比では大型トラックの伸びが最も大きく(30%増)、次いで乗用車の伸びが16.8%となっている。