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表1-4 消費者と企業間電子商取引コンソーシアムの一覧

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出典 ECOMホームページ(http://www.ecom.or.jp/)

 

(3)CALS(Commerce At Light Speed)の定着
CALSとは、「あらゆる企業、企業内部門の間で、製品の設計・開発・製造・流通・サービスが、デジタルデータを用いて、共通のデータベースの下でリアルタイムに行えるネットワーキング、あるいはそのようなネットワーキングを推進する運動のことを指す(出典:日本能率協会マネジメントセンター「CALSがわかる本」)。」
当初は、米軍の兵器調達時に発生する書類の電子化、データ様式の共通化、結果として書類維持管理コストの削減を狙ったシステムで、Computer-Aided Logistics Supportと呼ばれていたが、冷戦の終了後、その適用範囲が軍需から商用利用に移行し、現在では民間企業間の共通データベースを介した情報流通という位置づけとなっている。
CALS以前に企業間の情報流通を標準化しようという動き:EDI(Electronic Data Interchange)が存在したが、EDIは主に特定業種・特定企業間ごとに策定されたため、汎用性に問題があった。また、CALSの概念のような共通のデータベースの下での通信ではなく、情報発信者と受信者の直接の通信であるために利用形態の拡がりにも限界が生じることから、CALSが注目されるようになった。

 

 

 

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