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船舶電気装備工事ハンドブック・設計編

 事業名 船舶の電気装備に関する技術指導
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


交流発電機:445〔V〕、3φ、60〔Hz〕、6P

            350〔kVA〕(280kW)x3台

発電機定格電流    Ign       454〔A〕

誘導電動機の定格電流の合計  ΣIm  652〔A〕

(2)簡略計算法による計算

図3.21のA点における対称交流実効値Isyを求める。

   Isy=10 × 3 × Ign + 3×ΣIm

  =10 × 3 × 454+3 × 652

  =15,576〔A〕(rms)

(グラフィック方式の場合 Isy=9,103〔A〕)

-2.パーセントインピーダンス方式との比較

(1)回路定数

交流発量機:225〔V〕、3φ、60〔Hz〕、250〔kVA〕×2台

発電機定格電流        Ign 642〔A〕

誘導電動機の定格電流の合計 ΣIm 389〔A〕

              (121.2kW相当)

(2)簡略計算法による計算

図3.22のA点における対称交流実効値Isyを求める。

   Isy=10 × 2 × Ign + 3×ΣIm

   =10 × 2 × 642+3×389

   =14,007〔A〕

   (パーセントインピーダンス式の場合 Isy:8,759〔A〕)

以上の計二例のように、簡略計算法で得られる値は、グラフィック方式の約1.7倍、パーセントインピーダンス方式の約1.6倍と相当大きな数値となる。しかし、保護装置の遮断容量に対し、発電機、電動機の設備容量が十分小さく遮断容量に対する影響がほとんどない場合には、計算の簡素化のため、この方式を採用することは有効である。

 

 

 

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更新日: 2023年6月3日

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