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(B)漁船保有状況

現在稼働中の漁船の殆どは木造漁船であるが、その総数は公表されていないので不明である。


(C)漁業開発計画

ハンガリーのように河川、湖沼などを主とする漁業では、養殖漁業を除けば、開発に限界がある。

現在、ハンガリーには26,500ヘクタールに及ぶ商業用養殖池があり、年間27,000トンの漁獲量があるが、生産量には限界があり、大きく期待することは難かしい。

従って、政府も漁業の開発には積極的でなく、具体的な開発計画もない。



(6)船舶の輸入ルート



(A)ライセンス発給機関

ハンガリーでは、輸入ライセンスの必要品目に対しては、ライセンスの申請書を産業・貿易省(Ministry of lndustry & Trade)に提出し、同省から発給される。

(B)輸入に対する機構、その他輸入上の問題点

ハンガリーの輸入制度は、国の市場経済化政策に沿って自由化の方向に変化しつつある。

国家の貿易独占は廃止され、輸入の自由化政策が開始された。

その結果、貿易業者の数は既に91年末で12,493社を数えるに至った。また、ハードカレンシーによる輸入晶の70%がライセンス不要となった。

91年には貿易の自由化は一層の進展をみせ、輸出入は例外を除いて、原則としてライセンス不要という政策を打ち出している。

輸出入ライセンスを必要とする品目については、90年12月23日付政令第112号一1990の付表に掲載されている品目に限られることとなった。その概要は次の通りである。

(1)輸入ライセンス必要品目:医薬品、一部食料品、一部消費財、通信設備、重





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