ブラジルにおける輸出入貿易に関する政策決定および指導を行う機関は、外国貿易審議会(Concelho Nacional do Comercio Exterior−“CONCEX”)である。
同審議会は、工業・貿易・観光大臣(Minister of Industry,Trade&Tourism)を座長とし、外務、大蔵、農業、運輸、企画、鉱業エネルギーの各大臣と、ブラジル中央銀行総裁およびブラジル銀行外国貿易局長とで構成されている。
この指導の下に、各関係機関がそれぞれの担当業務を行っている。
ブラジルの輸入規制は、貿易収支の動向により緩和と強化が繰り返されている。また、政府機関による輸入の場合を除き、輸入に対する国産類似品の審査義務が名目上緩和された。
なお、関税率の低減として、関税政策委員会(CPA)は、1989年より約