同港は、大西洋岸のイリェウス港の北方に位置した貿易港で、化学製品、マグネシウム、鋼棒、シザル麻および麻糸、タバコなどの輸出貨物と、産業機械機器、部品、小麦、化学製品などの輸入貨物を扱っている。
1992年の入港船舶数は573隻に達している。
港外に水深13.0mの錨泊地がある。
港内は、DWTに制限なく、全長273m、最大吃水10.0mまでの船舶の入港が可能である。
主要設備は、商業ドック(長さ1,420m、新埠頭(長さ238m)、T.M.埠頭(370m)、倉庫9棟(61,485平方m)、民間冷凍倉庫(2,300立方m)、移動クレーン(能力66トン)1基、フローティング・クレーン(能力100トン)1基、軌条電動クレーン(能力3トン〜40トン)30基などのほか、多数のフォークリフトがある。
コンテナ・ターミナルには、コンテナ倉庫(約5万平方m)、フォークリフト(能力30トン)2基、トラクター7台、トランステイナー2台などの設備がある。
バルク・カーゴ・ターミナルには、マグネサイト積出し用のコンベヤ・ベルト、小麦その他鉱石など積卸し装置がある。
清水、食料、燃料、船用潤滑油などの供給が可能である。