日本財団 図書館


1.リオデジャネイロ港(Rio de Janeiro)

 リオデジャネイロは、1960年まで首都であった。1991年の人口は約534万人で、サンパウロ(91年人口約950万人)とともにブラジルの2大工業地帯を構成している。
 1992年の入港船舶数は2,378隻(58,602,730DWT)に達している。
 リオデジャネイロ港の主要設備その他の概要は次の通りである。
 港内へ至る主要水路は、幅200m、水深17m(千潮時)である。
 石炭・鉱石ドックヘ至る水路は、幅約150m、水深10.Om(干潮時)である。
 石炭・鉱石ドックは、長さ765m、水深11.5m〜15.0mで、石炭・鉱石貯蔵所(収容能力40万トン)がある。
 マウア埠頭、ガンボア・ドックおよびサンクリストバル・ドックヘ至る水路は、幅約300m、水深6.0m〜12.0mである。
 マウア埠頭は、長さ880m、水深7.3m〜10.1mである。
 ガンボア・ドックは、全長3,175m、水深7.2m〜10.3mで、倉庫18棟(1号〜18号)がある。
 サンクリストバル・ドックは、全長1,350m、水深6.0m〜8.5mで、倉庫4棟(22号〜24号、30号)がある。
 カシュ・ドックヘ至る水路は、幅80m、水深5.80m(干潮時)である。
 カシュ・ドックは、全長1,300m、水深5.2m〜6.4mで、倉庫3棟(31号〜34号)がある。
 このほか、港内に倉庫8棟(合計97,257平方m)、冷凍倉庫1棟などがある。
 クレーン設備は、震動クレーン104基、移動クレーン13基、フローティング・クレーン2基、フォークリフト204基などがある。
 コンテナ船は、一般貨物船用バースで収容され、コンテナ保管所(7,000平方m)はコンテナ1,030台の収容能力がある。
 シェル石油、エッソ石油およびペトロブラス社は、それぞれ自社専用のタンカー・ターミナル(各水深9.8m,10.0m,10.2m)を所有している。
 曳船は、11隻(310馬力〜3,200馬力)が使用できる。
 清水、食料、燃料、潤滑油、ガスオイルなどの供給が可能である。
 船舶修理施設は、EMAQ−Verolme Estaleiros S.A.,Estaleiros Ebin/So S.A.,

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION