最近におけるチリ貿易量の好調な拡大に伴い、1993年から94年末にかけて、船腹需要は小規模ではあるが、着実な伸びを示している。
すなわち、93〜94年の期間にオイル・タンカー1隻(37,290G/T)、バルクキャリア2隻(39,524G/T)、Ro/Ro貨物船3隻(33,015G/T)、漁船16隻(14,935G/T)、合計22隻(124,764G/T)が新船の建造もしくは中古船の購入によって、増強された。その反面、LGタンカー(船齢30年)1隻、バルク/オイル・キャリア(船齢29年)1隻、調査船(船齢38年)1隻が老朽船として処分された。
なお、1990年以降、Chilena del Pacificio社は中古船2隻(バルク・キャリア、14,154G/T,13,323G/T)、Compania Sud Americana社は中古船7隻(一般貨物船、1隻11,492G/T、コンテナ船3隻、21,669G/T,21,449G/T,16,088G/T、車輌運搬船3隻、38,970G/T,10,723G/T,7,666G/T)、Empresa maritima社は中古船1隻(一般貨物船1隻、10,932G/T)、lnteroceangas社は中古船1隻(Ro/Ro貨物船1隻、4,787G/T)、Sociedad Anonima社は中古船2隻(タンカー2隻、38,422G/T,37,290G/T)、Sociedad Nacional社は中古船1隻(LPGタンカー1隻、994G/T)、Transmares Naviera社は中古船2隻(一般貨物船2隻、7,656G/T,3,986G/T)を購入して、自社船の拡充に努力している。