日本財団 図書館


(3)港湾事情

 ペルー最大の貿易港は、首都リマの外港カヤオ(Callao)港であるが、このほかペルーには、北部地方のサラベリ港(Salaverry)、パガスマヨ港(Pacasmayo)およびパイタ港(Paita)、南部地方の鉄鉱石輸出港サン・ジャン(SanJuan)、サン・ニコラス(SanNicolas)などの諸港を含め、合計17の採水港がある。
 ペルー諸港における国際海上輸送貨物の取扱量は、次の通りである。

 ペルーにおける主要港の設備その他の概要は、次の通りである。

  1.カヤオ港(Callao)

 同港は、ペルー最大の貿易港で、穀物、鉱物、一般貨物、液体貨物、石油、コンテナなどを扱っており、1992年の入港船舶数は1,647隻(27,425,344DWT)に達している。
 港の4キロ沖合に水深12.8m〜18.3mの錨泊地がある。
 港は、北側と南側が防波堤によって囲まれ、港内へ至る中央水路の入口は、水深8.53m(干潮時)〜10.67m(満潮時)である。
 船舶の入港には、防波堤から約1.5マイルの沖合で、水先人の乗船が必要である。
 港内には、指形埠頭4基(各長さ182.9m)があり、航用船用の22バースおよびタンカー用の2バースがある。
 この4埠頭の総面積は42,756平方mである。
 倉庫設備は、倉庫10棟(延べ14,848平方m)、露天倉庫(同73,708平方m)、

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION