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(10)評価

 

 エクアドルは、輸出入貨物の大部分を海運に依存しているが、海運力は殆ど増強されておらず現有の38万GTの船舶も25年以上の老朽船が多く含まれており、代替建造の必要に迫られている。

 また、海運力の不足は中古船の購入或は用船により補っている現状である。

 主要産品である石油・バナナの88〜89年にかけての輸出は好調で貿易黒字を記録しているが、依然として123億ドル(88年末)の対外債務残高を有しており、新造船の発注を期待することはむつかしい。

 我が国から同国へ過去に、漁業訓練船等数隻を輸出しているが、今後もこれら船舶(無償)に期待する他ない。

 

 

 

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