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 エクアドルの貿易構造を商品別にみると、輸出では石油および石油製品が89年は48.7%(前年は47.3%)、海産食品が18.4%(同24.7%)、バナナが15.7%(同13.6%)と、大きなシェアを占めている。

 輸入では、工業用原材料が89年は45.2%(前年は41.3%)、工業用資本財が20.0%(同23.6%)、輸送用機器が11.1%(同14.5%)となっている。

 88年度末における対外債務残高は123億ドル(うち、対外公的債務は93億5,360万ドル)に達しており、前年度末に比べ約21%の増加となっている。

 インフレ率は、88年の58.2%から89年には過去最高の75.6%に高進した。失業人口は、89年には労働人口の13%程度を占めていたが、90年には14.3%に増加した。

 

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 90年8月イラクのクウェート進攻による国際石油価格の高騰により、エクアドルの石油輸出収入は急増し、その結果、90年末にかけて外貨準備高も増加した。

 

 

 

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