1995年度の日本の対インドネシア援助額は1,876億円で、このうち1,701億円は0ECF(海外経済協力基金)による円借款、175億円はJICAによる無償基金協力、技術協力として供与されている。
円借款1,701億円は、1,528億円のプロジェクト借款と173億円のセクター・プログラム借款から成っている。
プロジェクト借款はジャワ、スマトラ、スラウェシでの電力供給、海運・陸運のインフラ整備と関連する人材育成、灌概施設や港湾の整備などによる農漁業の振興、ソロ川流域の洪水、メラピ山の噴火など自然災害対策、ラジオ・テレビ網の整備強化、校舎建設や職業教育支援など21プロジェクトに供与される。
セクター・プログラム借款の一部は、経常赤字への補填、貧困撲滅などのプロジェクトに充当される。
なお、1995年4月現在におけるインドネシアの累積債務は946億ドルで、政府の債務は460億ドル、このうち47%が円借款である。1円の円高によって1年間に3億5,000万ドルの債務負担増になるといわれている。
わが国は、インドネシアに対する最大の投資国であり、1967年以降95年末までの直接投資累計は271億1,100万ドルに達している。
インドネシアにおける在留邦人数は9,967人(94年10月現在)、在日インドネシア人は6,282人(94年12月現在)、このうち在日留学生数は1,178人(94年5月現在)である。