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 現在、インドネシア政府は、第6次5カ年計画(1994〜98年度)を実施中であるが、これは外航ならびに内航海運から、造船および修繕、更に港湾およびターミナル施設など広範囲に及んでいる。
 これにより、老巧船の更新、輸送力の整備・拡充、海運企業の集約、港湾施設の近代化、造船所の整備などの成果が期待されている。
 また、政府はインドネシア外航船隊の老齢化およびコンテナ貨物の需要増大に対応するため、約10,000〜40,000DWT級の外航貨物/コンテナ船を、最大限に国内造船所を使用して、建造する計画を推進中である。

(3)港湾事情

 現在、インドネシアにはジャワ島のタンジョン・プリオク(ジャカルタ港)とタンジョン・ベラク(スラバヤ港)、スマトラ島のメダン(ベラワン港)、スラウエシ島のウジュン・パンダン(マカッサル港)など4大貿易港を含め、16の主要港湾があり、これらのうちジャカルタ港が同国最大の国際貿易港である。
 インドネシア港湾における海上輸送貨物取扱量は、次の通りである。

 

 

 

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