（C）需要状況

　最近におけるインドネシアの新造船需要のうち、1993年から95年に亘って増強・拡充された船舶の主なものは、次の通りである。
　オイル・タンカー21隻（130,224G/T）、ケミカル・タンカー4隻（4,372G/T）、バルク・キャリア2隻（35,685G/T）、一般貨物船40隻（98,072G/T）、RO/RO貨物船10隻（7,488G/T）、R0/R0貨客船8隻（8,125G/T）、客船19隻（29,351G/T）、曳船42隻（8,304G/T）、浚渫船3隻（13,684G/T）、漁船11隻（3,910G/T）。
　また、一方では、過剰船腹として売却、もしくは非効率、非生産的な不経済船として解撤処分されたものが多数ある。
　なお、インドネシア商船隊には未だ老齢船が多数あるので、これらの代替建造を含め各種新造船需要が続くものと予想される。

（D）船腹拡充計画

　1995年末現在、インドネシア商船隊の平均船齢は22年であり、世界商船隊の平均船齢18年、日本の平均船齢10年と比べ、多数の老巧船が稼働していることがわかる。
　インドネシア商船隊の平均船齢を船種別にみると、次の通りである。

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