(B)海運事情と保有船主の実態
インドネシアは、東西5,110km、南北1,880kmに及び広大な海域に散在する大小13,677の島々から成っており、これら諸島間の均衡のとれた経済社会活動の確保上、海運は極めて重要な役割を果たしている。
現在、インドネシアにはインドネシア船主協会(INSA)−Indonesian National Ship Omers’Association(所在地:Jalan Gunung Shari 79,Jakarta Pusat.
Tel.021−414908.Fax.021−416388)の会員海運会社が200数十社ある。
これら海運会社は、インドネシアの島々を結ぶ島嶼海運(500〜2,000G/T級が主体)、島嶼海運を補完する地方海運(平均150G/T級の小型船)、地方海運を補完する伝統海運(平均50G/T級の帆船)、遠隔地対策用の開拓海運、原料、天然ガス、鉱物、木材、セメント、肥料などの輸送に従事する特殊内航海運、外国航路に従事し輸出入貿易貨物を輸送する外航海運などのグループに大別されている。
現在、インドネシアの主な海運会社とその保有船舶は、次の通りである。